2020年1月30日(木)に初日公演を迎える、ニッポン放送開局65周年 つかこうへい演劇祭-没後10年に祈る- 舞台「飛龍伝 2020」の主演に菅井友香が決定したことがわかった。
同11月29日付で各スポーツ紙はこの情報解禁を紙面で報道。その際、スポーツ紙によって見出し文が違うことが話題になっていた。
『左』乃木坂新聞や坂道の火曜日でお馴染みの日刊スポーツさん
— キョン🦌 (@XslCaKMCu5lsQrv) 2019年11月29日
『右』AKB新聞や山口真帆さんの記事捏造疑惑でお馴染みのスポーツニッポンさん pic.twitter.com/hWP6SzouUt
こんなんゆっかー推し耐えられんやろ😇()
— 長 濱 ひ ろ (@NERU_MEMI_YODA) 2019年11月28日
ねる推しでも耐えられんのに😭😭😭() pic.twitter.com/pCKQIz6WD7
舞台「飛龍伝」は学生運動の時代を描いた物語。菅井演じる主人公・神林美智子は、学生運動に身を投じる中で美智子は、全共闘作戦参謀の桂木純一郎(味方良介)に出会い、その理想と革命に燃える姿に憧れ、恋に落ちる。だが機動隊との最終決戦を前に、美智子は機動隊員の部屋に潜入することになる。
日刊スポーツでは過去の主演女優の名前を見出しに書いているが、スポーツニッポンでは舞台中の過激なシーンをフィーチャーしたものになっている。
これについて演出家・プロデューサーの岡村俊一さんも自身のTwitterを更新し、疑問の意を表した。
この「見出し」はいかがなものだろうか
それにしてもこの「見出し」はいかがなものだろうか…。本来、過激な思想を正しい方向に向ける演劇であると思っているのだが、歴史的に過激なシーンばかりが、話題にされてしまう…。それは舞台表現としては、ダンスみたいなことでしかないのに…。
— 岡村俊一 (@okamurashunichi) 2019年11月29日
「飛龍伝」は学生運動に巻き込まれていく少女と優しい機動隊員の愛の物語である。1990年読売文学賞を授章した本作は、つかこうへい独特の構成、フェイクとリアル、そして激情を操りながら進行していく…。悲劇の伏線としての喜劇があり、愛情の前置きとして欲望がある。崇高な理念で書かれた名作である
— 岡村俊一 (@okamurashunichi) 2019年11月29日
種明かしをすると、今も昔も演劇の記事が大きく扱われることは滅多に無い。しかし、ライターにも使命感があって、この名作を広く伝えるための方法に頭を使う。結果的に扇情的であるかの様な紙面になる。文学作品を伝えるために、扇情的な記事になる…ということも事実なのだ。
— 岡村俊一 (@okamurashunichi) 2019年11月29日
これも昔の文学作品の話だが、三島由紀夫の潮騒に「その火を飛び越えてこい」と言う有名なシーンがある。子供の頃、この映画を観た時「なんのこっちゃ?」と思ったことがある。しかし、ピックアップされるのは、そういうニュアンスのシーンなのですよね…。
— 岡村俊一 (@okamurashunichi) 2019年11月29日
例えば…例えばの話だが「危険なシーンはやりません」と宣言して不安を回避することもできる…しかしそれは、ジェットコースターに「これは遅くて怖くないです」と書いてあるのと同じだよな…。「手品には種があります」と宣言する手品は面白いか?…難しい時代になってきた。
— 岡村俊一 (@okamurashunichi) 2019年11月29日
仮にだ…仮に「今までも本当は触ってませんでした」って白状したら、それは…本当に面白い情報か?という話なんだよ…。そういうドキドキした感覚も含めて「物語」なんじゃないか?
— 岡村俊一 (@okamurashunichi) 2019年11月29日
少し前の俺だったら「おもしれーじゃねーか!めちゃくちゃ触らせてやる!」と煽っていたかもしれないが、どうも、そういう楽しみ方に着いてきてくれる昭和な人達も減ってきた。ただ、新しく参加してくれる娘には、劇的な衝動を教えてあげたい。人間が衝動の中でどういう行動をとるか…それがドラマだ
— 岡村俊一 (@okamurashunichi) 2019年11月29日
まぁ、歴代を踏襲したテクニックを駆使して、飛龍伝を完成する…それが使命だ。まぁ、いろいろ言ってる人も、見たら腰を抜かすくらい泣く…。ちなみにフラガールより泣く…。それが飛龍伝だ。
— 岡村俊一 (@okamurashunichi) 2019年11月29日
夢に…つかさんが出てきて「お前は説明し過ぎだ…」と言われた(笑)。黙って作ることにする。
— 岡村俊一 (@okamurashunichi) 2019年11月29日
ひとつだけ面白い話をしておこう。物語に「首をしめる」というシーンがあったとしよう。本当にしめたら死んでしまう…しかし力を入れないとリアルにならない…その場合、テクニックとして、しめる側は離す方向に力を入れ、しめられる側は近づける方向に力を入れる。これ、やってみると意味がわかる。
— 岡村俊一 (@okamurashunichi) 2019年11月30日
ファンのリプライに反応
初めまして、岡村俊一様。菅井友香のファンの者です。この度は菅井友香を『飛龍伝2020』の主演に選んで頂きありがとうございます。これまでの菅井の頑張りが報われたと思いファンとしても誠に嬉しいこです。ですが、新聞の見出しはが注目され複雑です。菅井本人はショックを受けていると思います。
— 🎠タツーヤ🎠 (@keanares48) 2019年11月29日
ご心配なく、大切にお預かりします!
— 岡村俊一 (@okamurashunichi) 2019年11月30日
ありがとうございます。 本当に御無礼を申しまして申し訳ありません。菅井友香をよろしくお願いします。
— 🎠タツーヤ🎠 (@keanares48) 2019年11月30日
必ず成功させます!
— 岡村俊一 (@okamurashunichi) 2019年11月30日
今泉佑唯が出演し話題になった舞台「熱海殺人事件 LAST GENERATION 46」
欅坂46からの卒業後、今泉佑唯が出演し話題になった舞台が「熱海殺人事件 LAST GENERATION 46」だ。こちらも原作はつかこうへい。さらに演出も岡村さんが務め、味方良介&石田明という俳優陣の陣容も同じだ。
今泉の出演が発表された際には、同じく過激なシーンに対する心配の声が聞かれたが、実際には配慮も見られたようだ。
ゆっかー推しへ
— サクソン/🌻女優今泉佑唯/欅坂46/欅愛/響出演! (@zumizumi460) 2019年11月29日
なんだかんだ
佑唯ちゃんも揉まれてないから
安心して下さい。
熱海の時、前から2番目のど真ん中で
じっくりと観たけど
味方くんが佑唯ちゃんの胸に手をあてる
シーンは紙一重で触っていなかった。
石田も命は惜しいだろう
可愛い娘が二人いるんだから。#菅井友香#飛龍伝2020
舞台の公演は1月末から2月に行われる。今冬の発売が予告されている9thのパフォーマンスでその姿を見られないかもしれないことを心配したほうがいいのかもしれない。
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